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個人が、オリジナルなことを書けるのだろうか

でも、個人が、オリジナルなことを書けるのだろうか。 それは、大丈夫だと思うのだ。 個人は、経験をする。 経験は、自分一人にとっては、あたりまえのことであるが、他人にとっては、未知のものだ。 たとえば、エジプトの人間が、 「おれにとっちゃ、あたりまえのことだけど、今日も、ラクダにのって、水を買いに行った」 ということを書いたとする。 わたしは、ラクダにのったことがない。 だから、乗り方がわからない。 ラクダに種類がいくつかあるのかしらないが、種類をしらない。 水を買う、ということを、ミネラルウォーター以外では、したことがない。 エジプトでの、水の流通経路がどうなっているのか、わたしは、しらない。 そういうわけで、エジプトの人間にとっては、あたりまえのことが、わたしにとっては、未知の、オリジナルなことであったりする。 したがって、他人にとってオリジナルなことを書こうとすれば、自分にとっての実体験を書くのが一番、よいのだ。 「正しい情報」ということであれば、新聞記者に対して記者クラブで供給される情報を超えることはできないであろう。 しかし、新聞記者が、エジプトでラクダにのって、水を買うことはない。

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